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「それが大事」伊東純也が狙う攻撃の形とは?サッカー日本代表の右サイドがカギに【カタールW杯】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は現地時間5日、FIFAワールドカップカタール2022ラウンド16でクロアチア代表と対戦する。前回大会準優勝国との決戦は、日本代表の右サイドの攻防が勝敗を左右するかもしれない。スペイン代表戦で同点弾の起点となった伊東純也は、クロアチア代表戦に向けて野心をたぎらせている。(取材・文:元川悦子【カタール】)


史上初のベスト8を狙うサッカー日本代表


【写真:Getty Images】

「クロアチアはロシアワールドカップ(W杯)のファイナリスト。非常に賢く戦える試合巧者。我慢強さを持ち合わせていて、試合をモノにできるタフなチームだと思います」

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 森保一監督が警戒心を露わにする通り、カタールW杯で史上初の8強入りを賭けて挑むクロアチア代表は難敵以外の何物でもない。

 人口約400万の小国でありながら、98年フランス大会3位、2018年ロシア大会準優勝など素晴らしい成果を残している。今大会も前回MVPのルカ・モドリッチ中心に強固な一体感と結束力を持って戦っている。

 指揮を執るズラトコ・ダリッチ監督も「過去数年は世界の舞台で実績を挙げているし、環境を考えてもクオリティが上がっている。W杯や他の大会にもつねに出場しているし、世界のサッカーを代表する国の1つになっている」と自信満々。今回も虎視眈々と頂点を狙っていくという。

 経験豊富で老獪な敵に対し、日本代表はチャレンジャーとして向かっていかなければいけない。グループリーグで対峙したドイツ代表、スペイン代表よりはボール保持率が上がるだろうが、相手の攻撃を粘り強く守る必要性があるのは変わらない。特に決勝トーナメント以降は1点の重みがより大きくなる。そこは最終ラインを統率するキャプテン・吉田麻也を中心に再度、意思統一を図っていくしかない。

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