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若手の宝庫! W杯ベスト8注目の逸材10人。今大会初のハットトリック、完成度抜群の10代も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:エンツォ・フェルナンデス(アルゼンチン代表/ベンフィカ)


【写真:Getty Images】


生年月日:2001年1月17日
今季リーグ成績:13試合1得点3アシスト
今大会成績:4試合1得点1アシスト
代表通算成績:7試合1得点1アシスト

 アルゼンチン代表デビューから瞬く間にレギュラーへと定着した21歳の新星だ。7歳で加入したリーベル・プレートでプロデビューを果たすと、2021シーズンに絶対的な主力に定着。弱冠20歳で「アルゼンチンリーグ最高のMF」と呼ばれるまでに成長し、今夏にベンフィカへと引き抜かれた。

 フェルナンデスは中盤であればどのポジションで起用されても持ち味を発揮できる選手である。攻撃時は正確にパスを捌けて、激しいプレッシャーの中でも失わないドリブルとキープ力でタメを作り、そして守備時は積極果敢なタックルとスペースに対するポジショニングの上手さでセカンドボールを回収する。

 こうした能力の高さはリオネル・スカローニ監督にもすぐに認められ、今年9月の代表デビューから現在に至るまで全7試合で起用されている。今大会開幕当初はサブスタートだったが、メキシコとの第2戦でゴールを決めると、ポーランドとの第3戦からはアンカーのポジションでスタメン出場を続けている。いずれの試合でも素晴らしいパフォーマンスを連発しており、アルゼンチン代表のレギュラーを勝ち取ったと言っても過言ではないだろう。

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