高丘陽平（たかおか・ようへい）

所属クラブ：横浜F・マリノス
生年月日：1996年3月16日（26歳）
2022リーグ戦成績：34試合35失点

　横浜F・マリノスのリーグ優勝に貢献した高丘陽平は、ぜひとも日本代表に推したい人材だ。昨季はマリノスで唯一フルタイム出場を果たし、リーグ最少タイの35失点に抑える活躍を見せた。リーグ最多の70得点という攻撃的なスタイルを最後尾から支える足元の技術も随所に光っていた。

　出身は横浜FCのアカデミーで、サガン鳥栖を経てマリノスへ加入した。右足のキックは長短問わず性格で、至近距離のセーブで今季は幾度となくチームを救った。初のベストイレブン選出に驚く者はおそらくいなかっただろう。むしろ、7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権に臨む日本代表に選ばれなかったことが不思議なくらいだった。

　カタールワールドカップには30代の3人が選出された。下の世代を見ると、E-1サッカー選手権に出場した大迫敬介、谷晃生、鈴木彩艶がおり、パリ五輪世代の小久保玲央ブライアンらの突き上げもあるだろう。それでも現時点では、高丘こそが日本代表に選ばれるに相応しいパフォーマンスを見せている。