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Jリーグ 1年前

「天と地を味わった」山下敬大。FC東京での「モヤモヤ」を晴らすべく湘南ベルマーレへ【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

ツインタワー・町野修斗と山下敬大

「まだそんなに彼(町野)から要求されてないですけど、僕は要求することで僕のことを知ってもらいたい。自分が求めていることを仲間に理解してもらう必要があるんで、明日(15日)からのキャンプっていうのは非常に、ピッチ内外で大事になってくる。知ってもらうことによってパスも回ってくると思うので」

 一方の町野は昨季の活躍を振り返り、「アシストを増やしたい」と目論む。フィニッシャーとしての活躍がフィーチャーされがちな町野だが、相手を背負って起点となったり、器用なラストパスにも定評がある。昨季はアシストがなかったが、ギラヴァンツ北九州時代の2020シーズンと湘南に加入した2021シーズンは得点数と同じアシスト数をたたき出している。

 昨季は2トップの相棒・瀬川祐輔がシュート75本でわずか3ゴールと決定力不足に悩まされていたが、山下には川崎フロンターレに移籍した瀬川以上のものが求められる。リーグワースト3位に終わった得点力は、湘南にとって積年の課題。クラブからの要望も明確だった。

「得点の部分に今シーズンはこだわっていきたいと(クラブから)言われた。昨季は(湘南が)得点力のところで思うような結果が得られなかったし、そこは僕の強みだと思っている。チームと一緒に成長できたらいいと思う」

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