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Jリーグ 1年前

鹿島アントラーズが育てた最高傑作5人。曽ヶ端準、鈴木優磨…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:鈴木優磨(すずき・ゆうま)


【写真:Getty Images】


生年月日:1996年4月26日
在籍期間:2015年2月〜2019年7月、2022年1月〜
通算成績:192試合56得点34アシスト

 生まれは千葉県だが、小学生から鹿島アントラーズのアカデミーで育っている。2015年にトップチーム昇格を果たすと、翌2016シーズンにはJ1制覇に貢献し、FIFAクラブワールドカップでは堂々とクリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスを真似るなど確かなインパクトを残した。さらに、2018シーズンにはキャリアハイとなるリーグ戦11ゴールをマーク。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では優勝に貢献し、大会MVPに選出と、鹿島のエースとして十分な実績を収めた。

 2019年にはベルギーのシント=トロイデンに活躍の場を移したが、昨年に鹿島へ電撃移籍。復帰1年目は後半戦こそチームとともに失速してしまった感が否めなかったが、前半戦は上田綺世(シーズン途中に移籍)と強力な2トップを形成し、フィニッシャーとしてだけでなく、チャンスメーカーとしても高いパフォーマンスを発揮するなど、チームに多くの勝ち点をもたらしていた。

 日本人離れしたフィジカルと類稀なゴールへの嗅覚など、ストライカーとして高い能力を備えていることはもちろん、アントラーズ愛に溢れているのもこの男の魅力。ゲームキャプテンを担うことが多かった昨季、「チームを何としてでも勝たせたい」という想いは、プレーからもひしひしと伝わってきた。最高のアカデミー出身者ということに、疑いの余地はないだろう。

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