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Jリーグ 1年前

鹿島アントラーズが育てた最高傑作5人。曽ヶ端準、鈴木優磨…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:町田浩樹(まちだ・こうき)


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年8月25日
在籍期間:2016年2月〜
通算成績:116試合8得点3アシスト

 東京五輪世代(東京オリンピック)世代の町田浩樹は、鹿島アントラーズユース時代から注目を集めた選手だ。2015年には守備陣の中心としてチームをプレミアリーグEASTと高円宮杯U-18サッカーリーグチャンピオンシップ制覇に導き、クラブに初の栄冠をもたらした。その翌年、町田はトップチームへの昇格を果たしている。

 ただ、プロ入り当初は試練続きだった。2016シーズンは公式戦2試合の出場に留まると、翌2017シーズンは5月に行われたJ1第12節の川崎フロンターレ戦で右膝前十字靭帯損傷の大怪我を負ってしまったことでほぼ1年を棒に振っている。その負傷から復帰した2018シーズンもJ1では8試合の出場に留まるなど、満足いくプレータイムを確保できなかった。

 それでも、昌子源がトゥールズに移籍したことも影響し、2019シーズンには出場機会が大幅に増加。2021シーズンにはJ1で34試合に出場と主力に完全定着し、DFながら5得点もマークした。そして昨年冬、町田は満を持してユニオン・サン=ジロワーズへのレンタル移籍を決断。現在もプレーを続けている。190cmという長身に左利きという魅力的な特徴を持つ町田は、鹿島ユース出身DFの出世頭と言っていいかもしれない。

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