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Jリーグ 1年前

鹿島アントラーズが育てた最高傑作5人。曽ヶ端準、鈴木優磨…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

GK:曽ヶ端準(そがはた・ひとし)


【写真:Getty Images】


生年月日:1979年8月2日
在籍期間:1998年2月〜2021年12月
通算成績:739試合824失点

 鹿島アントラーズのレジェンドの1人だ。ユースから同クラブでプレーする曽ヶ端準は、1998年に小笠原満男、中田浩二、本山雅志ら錚々たるメンバーとともにトップチームの一員となった。GKというポジション柄、すぐに定位置を確保とはならなかったが、2001シーズンに前年のJリーグベストイレブンの1人である高桑大二朗からポジションを奪うと、以降チームのゴールマウスに立ち続けた。

 鹿島ではJ1リーグ7回、天皇杯4回、リーグカップ5回、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)1回とほぼすべてを勝ち取り、個人としてもベストイレブンなどに輝いている。また、Jリーグでは2007年10月から2014年12月まで、244試合連続フル出場という驚異的な数字を残した。これは未だ塗り替えられていないJ1記録の1つとなっている。

 キャリアの晩年はベンチを温めることが多く、2020シーズンには沖悠哉の台頭もあって第3GKに降格となった。そして同シーズン終了後に現役引退を発表。鹿島でプロキャリアをスタートさせ、同クラブ一筋を貫いた男の通算出場数は「739」にも積み上がっている。これはもちろん、クラブ史上最多の数字だ。後にも先にも、この成績を上回る人物が現れることはないかもしれない。


【了】

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