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欧州でプレーする10代の日本人サッカー選手10人。近未来のサッカー日本代表に推したい精鋭たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:中井卓大


【写真:Getty Images】


生年月日:2003年10月24日(19歳)
所属クラブ:レアル・マドリード・カスティージャ
経歴:AZUL

 9歳のときにレアル・マドリードのテストを受けてカンテラ(下部組織)入りの権利を勝ち取った中井卓大は、トップチームにあと1歩のところまでたどり着いた。昨季はフベニールA(U-19)でユース国王杯優勝に貢献し、昨年2月には2025年までの契約を新たに結んでいる。今季はセカンドチームにあたるカスティージャ(3部)でプレー。ラウール・ゴンザレス監督の下で経験を積んでいる。

 しかし、世界最高峰のクラブでプレーする権利を勝ち取るのは簡単ではない。カスティージャの中盤にはトップチームで通算13試合に出場しているセルヒオ・アリバスや、主将のカルロス・カピタンといったタレントがひしめく。中井はカスティージャでプレータイムを獲得できず、ここまでリーグ戦では途中出場の2試合の出場に留まる。

 昨年はU-19日本代表でもプレーし、今年6月のFIFAU-20 ワールドカップ、来年のパリ五輪、そして2026年のFIFAワールドカップ出場も射程圏内にある。19歳となった中井は成長のために何らかの決断を下すときが近づいているのかもしれない。

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