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<速報>サッカーU-20日本代表、PK戦で散る。驚異の粘り、芸術的ゴールもイラクに屈す【U-20アジアカップ】

text by 編集部

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【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】



サッカーU-20日本代表、PK戦で散る

サッカーU-20日本代表は15日、AFC U-20アジアカップ・ウズベキスタン2023・準決勝でU-20イラク代表と対戦し、試合は2-2で延長戦でも決着が着かず、PK戦の末に決勝進出を逃した。FIFA U-20ワールドカップ出場権を獲得していたU-20日本代表は、アジアの頂点に立つチャンスを逸している。



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 U-20日本代表の冨樫剛一監督は、準々決勝までの4試合すべてで先発起用していたGK木村凌也、DF田中隼人、MF松木玖生、FW北野颯太をベンチに置き、GK春名竜聖、DF高井幸大らを先発で起用。松木に代わって山根陸がキャプテンマークを巻いている。

 U-20日本代表は今大会のウィークポイントでもあるセットプレーの守備から先制を許してしまう。右CKにアリ・ジャシムが飛び込み、ヘディングシュートを叩きこまれた。

 リードを許したU-20日本代表はボールを効果的に攻撃を組み立てることができず、ボール保持率で上回っているにもかかわらず、前半はシュート本数でU-20イラク代表を大きく下回った。相手のラフなタックルや個人技にも苦しみ、前半を0-1で終える。

 追いつきたいU-20日本代表はハーフタイムに3枚の交代カードを切り、松木、永長鷹虎、熊田直紀を投入。68分には北野、79分には髙橋仁胡をピッチに送り込む。80分には北野のパスを受けた熊田が決定的なチャンスを迎えたが、左足のシュートは相手GKに弾かれる。しかし、83分に永長がペナルティーエリア右のあまり角度のない位置から左足でファーサイドのゴールネットに突き刺した。

 試合は延長戦に突入し、U-20日本代表は延長前半開始時に松村晃助を起用する。延長でスコアを動かしたのはU-20イラク代表。103分に左サイドを個人技で打開し、折り返しをファーに走りこんだモハメド・ジャミールが流し込んだ。

 しかし、U-20日本代表も粘る。永長が右サイドから切り込むと、クロスを熊田が頭で合わせてゴールネットを揺らす。熊田の今大会5得点目でU-20日本代表が118分に再び試合を振り出しに戻した。

 決着はPK戦に委ねられた。U-20日本代表は1人目の熊田が成功させたが、2人目の佐野航大のシュートは止められてしまう。髙橋、北野が続けて成功させたが、U-20イラク代表は5人全員が成功させて決勝進出を決めている。

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【了】

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