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「継続してやろう」三笘薫に生まれた変化とは? ブライトンの成功例がサッカー日本代表のヒントに

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

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【写真:田中伸弥】



三笘薫に生まれた変化

 サッカー日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2023でコロンビア代表と対戦し、1-2で敗れた。開始3分にクロスを頭で合わせた三笘薫が違いを見せつけたのはゴールシーンだけではない。プレミアリーグで結果を残す三笘のプレーは、日本代表に解決策を提示してくれている。



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 ウルグアイ代表戦ではチームの形としてワイドの高い位置で張っていた。相手のサイドバックがマンツーマン気味についていたことに加え、ポジショニングの流動性もなく、いい位置でパスを受けるシーンを多く作れなかった。しかし、コロンビア代表戦では外に張るだけでなく、内側に絞ったり反対サイドまで顔を出すなど、柔軟なポジショニングで相手を惑わせていた。

「個人的にはサイドバックがついてこないところを見ながらやっていた。そこで数的優位を作りながら、起点になることもあったので、そこは継続してやろうと思いました」

 三笘が内に絞れば、相手のサイドバックは迷うだろう。ついていけば大外のスペースを左サイドバックのバングーナガンデ佳史扶に突かれ、外に張ったままだと中盤が数的不利になる。ここ最近のブライトンで変幻自在に内外を使い分けているように、この日の三笘は柔軟にポジションを変えていた。

 名波浩コーチを中心に進められる新たな攻撃の形は、あくまで1つのオプションであり、それ自体が目的化してはいけない。コロンビア代表戦で見せた三笘の機転の利いたプレーは、今後の日本代表における強化のヒントになるかもしれない。

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【了】

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