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ランパード監督就任のリスク。チェルシー愛は消耗品か?便利屋扱いする監督人事へ不信感【コラム】

シリーズ:コラム text by 内藤秀明 photo by Getty Images

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チェルシーは6日、グレアム・ポッター前監督の後任としてフランク・ランパードを暫定監督に据えることを発表している。現役時代にレジェンドとして活躍したランパードは、約2年ぶりに再び指揮を執ることに。ただ、チェルシーの監督人事には疑問が残る。(文:内藤秀明)


【写真:Getty Images】


まさかのランパード復帰

 フランク・ランパードが、チェルシーに再び帰ってきた。

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 今シーズンのブルーズは、夏の時点ではトーマス・トゥヘルと共にプレミアリーグ優勝を目指して歩み始めていた。しかし序盤から苦しみ、リーズに0-3、サウサンプトンに1-2で敗北するなど、上位陣以外から勝ち点を次々に落とし、順位は6位と不調の状況に。するとクラブはシーズン序盤の9月にドイツ人の名将を解任した。理由はクラブとビジョンが合わなかったからだという。

 その後、チェルシーは後任としてブライトンで好調を維持していたイングランド人監督グレアム・ポッターをシーズン中に引き抜いた。これを受けて不調から脱すると思われたが、ポッター政権下ではさらなる不調に苦しんだ。結果、在任中、全コンペティションで31試合中11敗を喫してしまい、リーグの順位は11位まで落とすことに。その結果、4月2日でポッターは解任となった。

 シーズンは残り2ヶ月弱、流石にポッター時代のコーチだったブルーノ・サルトール暫定監督と共に歩むことになるかと思われたが、まさかの人事が起こった。フランク・ランパードを呼び戻す発表が行われたのだ。

 この人事は果たして正しいのか。

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