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【ACL決勝結果】浦和レッズ、価値ある引き分け。興梠慎三のゴールでアジア王者へ前進

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:2022 Asian Football Confederation (AFC)】



浦和レッズ、価値ある引き分け

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝1stレグ、アル・ヒラル対浦和レッズが現地時間29日に行われ、1-1の引き分けに終わった。浦和にとって完全アウェイのキング・ファハド国際スタジアムで行われた一戦で、興梠慎三が価値あるゴールを決め、埼玉スタジアムで行われる2ndレグに望みをつないでいる。



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 浦和は9日の名古屋グランパス戦で太ももを負傷した酒井宏樹が復帰した。外国人枠の影響により、マリウス・ホイブラーテンとアレクサンダー・ショルツが先発し、ホセ・カンテがベンチ入りしたものの、ブライアン・リンセンやダヴィド・モーベルクらはベンチから外れている。

 戦前の予想通り、試合はアル・ヒラルがボールを保持し、浦和レッズは守備ブロックを形成して相手の出方をうかがう展開に。すると、13分にアル・ヒラルのミシャエウが右サイドから縦に仕掛け、グラウンダーのクロスを入れる。ゴール前で西川周作とアレクサンダー・ショルツがお見合いする形となり、ファーサイドに走りこんだサーレム・アッ=ドーサリーがゴールに流し込んだ。

 前半はアル・ヒラルがボール保持率69.5%を記録したが、シュート本数では3対2と浦和が肉薄している。浦和はデュエル勝率(55.3%)やインターセプト数(11)でも上回るが、1点ビハインドで試合を折り返している。

 後半最初にチャンスを作ったのは浦和。大久保が内に絞ってパスを受け、裏を取った興梠慎三にスルーパスを送る。これは相手DFが触れたが、クリアボールがゴールポストに直撃。跳ね返りを興梠が詰めて左足でゴールネットを揺らし、後半早々に浦和が追いついた。

 1-1となった後もアル・ヒラルがボールを保持する時間が続いたが、浦和はコンパクトな陣形を保って連動したプレッシングからカウンターを繰り出した。86分には岩尾憲に倒されたアッ=ドーサリーが報復行為により退場処分を受け、アル・ヒラルは1人少なくなってしまう。5分が計上されたアディショナルタイムでもスコアは動かず、1-1で“前半90分”は幕を閉じた。

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【了】

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