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Jリーグ 12か月前

「決断力のなさで負けた」湘南ベルマーレ監督の責任。自滅を引き起こした原因とは【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

湘南ベルマーレは「決断力のなさで負けた」



「今日は特に自分の決断力のなさで負けてしまったので、非常に申し訳ない気持ちが強い」

 勝負事に「たられば」を言っても結果論になるが、この交代策があと5分早ければ流れは変わっていたかもしれない。ベンチメンバーのDFが大岩だけでなく、WBで攻守にパワーをもたらす選手がいれば変わっていたかもしれない。ベンチワークについて指揮官はこう振り返る。

「いろいろな状態、状況を想定している。今日で言えば(鈴木)章斗と(杉岡)大暉を(WB)に入れた。もう少し(先発したWBの2人が)いけると思っていたのですが、出した選手のタイミングを含めてもうちょっと(自分がうまく)やらないといけない」

 勝利がほぼ必須だったこの試合では、追いかける展開も逃げ切る展開も想定していたはずだが、山田、永木亮太、茨田と中盤の選手が3人いるのに対し、WBの交代という部分が想定できていたかは疑問だ。ベンチメンバーは6人で交代枠は5人という規定であらゆる状況を想定するのは難しいが、結果的に交代が遅れた原因と捉えられてもおかしくないだろう。

 監督の一瞬の判断が勝利をもたらすこともあれば、流れを変えられずに敗れることもある。今季も交代策や試合中の修正で流れを好転させた試合はいくつかあったが、それを試合後に訊いても山口監督はいつも「選手が頑張ってくれたおかげ」と選手を称える。

 ただ、それが悪手となった場合はこの日のように「自分の決断力のなさで負けてしまった」と山口監督は率直に自分の非を認める。改めて勝負の残酷さ、一瞬の判断で勝負が決まる厳しさを痛感する90分となった。

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