右SB：菅原由勢（AZアルクマール／オランダ）

生年月日：2000年6月28日（23歳）
日本代表通算成績：5試合0得点

　FIFAワールドカップ以降に行われた4試合すべてに、菅原由勢は先発起用されている。名古屋グランパスからオランダに渡り、AZアルクマール在籍5年目のシーズンを迎えた。23歳とまだ若いものの、AZでも日本代表でも、期待の若手から結果が求められる主力の1人になりつつある。ピッチ外ではよくしゃべるムードメーカーで、ピッチ内外でチームの潤滑油となっている。

　最大の武器は攻撃参加で、日本代表でもチャンスに絡むシーンは何度も作ってきた。右ウイングに久保建英が入るか、伊東純也が入るかで、菅原に求められる動きも変わってくるが、攻撃のバリエーションの多さも菅原が重宝される理由だろう。6月の2試合はいずれもシュートを放つ機会があっただけに、今回の2試合で代表初得点のチャンスもあるかもしれない。

左SB：伊藤洋輝（シュトゥットガルト／ドイツ）

生年月日：1999年5月12日（24歳）
日本代表通算成績：10試合1得点

　昨年6月に日本代表デビューを飾った伊藤洋輝は、すぐに常連メンバーになり、昨年のFIFAワールドカップにも出場した。同大会後は4試合中3試合に先発し、6月のペルー代表戦では強烈なミドルシュートを叩き込んで代表初ゴールをマークしている。

　ブンデスリーガでレギュラーとして2年間プレーし、今夏にはアヤックスなど強豪クラブからの興味も報じられた。結果的に残留することとなり、ここまで公式戦4試合すべてに先発起用されている。今季はチームが3バックから4バックへ移行したこともあり、伊藤は左サイドバックが主戦場になった。すでに2アシストをマークしており、直近のフライブルク戦では正確無比なクロスでゴールをおぜん立てしている。

　シュトゥットガルトと日本代表で同じポジションを務めていることは、伊藤にとってプラスに働くだろう。守備面はもちろん、攻撃面でもさらなる活躍を期待できる。