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海外サッカー 8か月前

補強大失敗!? 戦力ダウンしたクラブ5選。サッカー日本代表所属の強豪も不安?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

トッテナム

トッテナムに加入したジェームズ・マディソン
【写真:Getty Images】


2022/23リーグ戦順位:8位
主な獲得選手:ジェームズ・マディソン、ミッキー・ファン・デ・フェン、ブレナン・ジョンソン、グリエルモ・ヴィカーリオ、アレホ・ベリス
主な放出選手:ハリー・ケイン、ハリー・ウィンクス、ダビンソン・サンチェス

 2023/24シーズンのプレミアリーグで好スタートを切ったトッテナムだが、チーム力はダウンしたはずだ。

 トッテナムは22/23シーズンのプレミアリーグを8位で終えた。ヨーロッパのカップ戦に参加しないのは09/10以来のことで、選手層を抑えることは既定路線だろう。それでも、ハリー・ケイン放出の痛手は計り知れないものがある。

 アンジェ・ポステコグルー監督を招へいしたトッテナムは、まずケインの穴をどう埋めるかが最優先事項だが、ここはソン・フンミンとリシャリルソンで担当しつつ、今夏加入したU-20アルゼンチン代表のアレホ・ベリスの成長に期待している様子だ。

 レスター・シティから獲得したジェームズ・マディソンには10番を与え、開幕から主力として活躍している。ただ、そのほかの補強は若手が多く、チームの予算を抑えつつ、未来に向けた投資という印象の夏になった。ブレナン・ジョンソンに5500万ユーロ(約77億円)、ミッキー・ファン・デ・フェンに4000万ユーロ(約56億円)など、有望株の確保に大金をつぎ込んでいる。

 若手が期待通りの飛躍を遂げ、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得という目標を達成できれば、今季の戦力ダウンは一時的なもので終わるはず。絶対的な存在だったケインがいなくなって、チームがどのように機能するのかに注目だ。

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