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Jリーグ 8か月前

「そして3つになった」悪循環の横浜FC、湘南ベルマーレの低迷と好転の柏レイソル【英国人の視点】

text by 編集部 photo by Getty Images

湘南ベルマーレの低迷と好転した柏レイソル

16位と低迷する柏レイソル
【写真:Getty Images】



 湘南のシーズンは、開幕節のサガン鳥栖戦で大橋祐紀がハットトリックを達成し、5-1と大勝したことで、かなりポジティブなスタートを切った。しかし、その後の20試合で勝利できたのは1度だけで、6月24日にはレモンガススタジアム平塚で6-0と大敗して、開幕節のリベンジを食らってしまい、順位表の一番下に沈んでいる。

 山口智監督率いるチームは、9月16日にアウェイで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、1-0の値千金の勝利を収めた。アウェイでの勝利は開幕節で鳥栖に勝利して以来となったが、ホームでの成績は芳しくなく、エイプリルフールのガンバ大阪戦と8月5日のサンフレッチェ広島戦の2勝のみだ。

 下から3番目の柏も2023シーズンは21試合でわずか2勝というスタートだったが、(コーチから監督に昇格した)井原正巳がチームを安定させ、6試合負けなしという記録へと導いたことで、ここ数カ月で状況は少し好転している。とはいえ、直近の先週土曜日は、ホームで好調のアビスパ福岡と対戦し、1-3の逆転負けを喫している。

 それでも、タイトルを狙う横浜F・マリノスや苦戦を強いられている横浜FCに勝利するなど、この好調な時期に稼いだ勝ち点12は、レイソルに余裕を与え、降格圏内から勝ち点5差のリードを保持している。実際、9月17日にニッパツ三ツ沢球技場で行なわれた横浜FC戦では後半に調子を落としたものの、前半45分で勝利に近かったのはレイソルだった。

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