14位：湘南ベルマーレ

【写真：Getty Images】

リーグ戦成績：5勝9分15敗（17位）
先制した試合の成績：5勝3分1敗
先制した試合の勝率：55.6％

　ここまで勝ち点24でリーグ17位、最下位の横浜FCとはわずかに勝ち点1差と危機的な状況に陥ってるのが今季の湘南ベルマーレだ。

　2トップの一角を担い、チーム最多となるリーグ戦9得点を記録していたエースFW町野修斗は今夏2.ブンデスリーガ（ドイツ2部）のホルシュタイン・キールに移籍。6月からは怪我から復帰したFW大橋祐紀が奮闘しているが、チームは依然苦しい状態だ。

　瀬戸際に立つ湘南ベルマーレだが、先制した試合の成績は5勝3分1敗。湘南のここまでのリーグ戦勝利数は5であり、つまり湘南は先制したケースでしか試合に勝てていない。逆に、相手チームに先制点を許すと6分14敗と厳しい数字となった。

　リーグ戦の総失点53はJ1ワーストタイ、とくに後半途中の時間帯から失点しやすい傾向にあるのが今季の湘南だ。61分から75分にかけて13失点、75分から試合終了までで15失点（うちアディショナルタイムに6失点）と試合終盤に失点数はかなり増えている。第26節鹿島アントラーズ戦のように、もう一歩で勝利というところでアディショナルタイムに同点とされるケースもあり、終盤の失点をどれだけ減らせるかがJ1残留の鍵となるかもしれない。