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「どうやって修正するか」サッカー日本代表の司令塔が考える味方の活かし方。川村拓夢や佐野海舟の「特徴を存分に出す」

text by 編集部 photo by Getty Images

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サッカー日本代表MF田中碧「瞬時に判断することが何よりも大事」

サッカー日本代表の田中碧
【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は2024年1月1日、TOYO TIRES CUP 2024でタイ代表と対戦する。AFCアジアカップ前の貴重なテストマッチを前日に控えた31日、田中碧は「若い選手も多いですけど、自分のプレーを出すことが、1番チームのためにつながる」と述べ、タイ代表戦での活躍を誓った。



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 インターナショナルマッチではないタイ代表戦では遠藤航と守田英正が招集できなかったため、中盤のかじ取り役として田中にかかる期待は大きい。田中は「僕自身も含めて1人ひとりが持っているものを出して試合を優位に進める。みんながパフォーマンスを出せる環境、試合になると思うので、立ち上がりから持っているものを出せるといい」と意気込む。

 川村拓夢や佐野海舟といった一緒にプレーした経験の浅い選手と中盤に並ぶ布陣が予想されるが、「2人とも特徴が違うので、その特徴を存分に出すのが何より大事だし、距離感が一番大事。後ろの選手とも、トップ下の選手も、近い選手との距離感を調整できるといい」とイメージを膨らませる。「初めてやる部分もあるので、合わない時間、合わないシーンが生まれると思う」と冷静に分析する。また、「どうやって修正するかというのも瞬時に判断することが何よりも大事」と試合中の臨機応変な対応の大切さを口にした。

 1トップには細谷真大の起用が予想されている。細谷の特徴が「裏抜け」にあるとみる田中は、「一瞬の隙を突けると思うので、そこにボールを出してあげる。僕からのパス、横からのクロスに対しても、フィジカル的に優位性があると思う。彼にボールを出すことでFWの選手がシュートを打つ、またはコントロールしてくれれば逆に回りが空く。そういう意味でFWを使うのがすごく大事になる」

 2023年はドイツ代表、カナダ代表、コロンビア代表など、各大陸の強豪国と対戦し、秋以降はFIFAワールドカップアジア2次予選でアジア勢との対戦が続いている。まもなく開幕するアジアカップに向けたアジア勢攻略について田中は「相手がどこであろうと自分自身がやるべきことにフォーカスしてやれるかどうかがサッカーのすべて」とあくまで自分たちに照準を合わせる。元日のタイ代表戦でその一端が垣間見えるのかもしれない。

(取材:元川悦子、構成:編集部)

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【了】

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