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Jリーグ組の苦労とは? シーズン終了からサッカー日本代表戦までの1か月をどう過ごした? 佐野海舟、藤井陽也らに訊く

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

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Jリーグ閉幕から約1か月の元日開催

サッカー日本代表の佐野海舟
【写真:田中伸弥】

 サッカー日本代表は2024年1月1日、TOYO TIRES CUP 2024でタイ代表と対戦する。異例の元日開催となったこの一戦に向けて、日本代表は9人のJリーガーを招集している。最後の公式戦から1か月近く空いている選手もおり、コンディション調整は決して簡単なものではないと選手たちは口にする。



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 明治安田生命J1リーグは12月3日に最終節が行われており、佐野海舟や藤井陽也らは翌日からオフシーズンに入った。同9日に行われた天皇杯決勝に出場した柏レイソルの細谷真大、同12日のAFCチャンピオンズリーグに出場していたヴァンフォーレ甲府の三浦颯太も、それぞれオフに突入。28日の代表合宿開始までの調整は各自に委ねられている。

 8日のメンバー発表会見で森保一監督は「難しい調整になる」と国内組のコンディショニングについて言及している。そのうえで「プロ選手である以上、決められたターゲットにどうコンディションを上げていくか、やっていくことができる選手たちだと思う。選手個々の調整方法を信頼して、集合日、練習日に合わせてもらえたらと思っている」と話した。

 では実際に、選手たちはどのように、元日に向けて調整してきたのだろうか。佐野は所属する鹿島アントラーズのフィジカルコーチらに協力を仰ぎ、調整を進めてきた。アカデミーの練習に参加したという名古屋グランパスの藤井は、「ちょっと難しかった」と言いつつも、「言い訳はもちろんできない」と話す。細谷も「天皇杯からちょっと空いたので、うまく調整した。タイ戦が自分のこの先に大きくかかわってくると思うので、しっかり爪痕を残したい」と意気込んだ。

 それぞれが各自で調整を進めて日本代表に合流した。タイ代表戦はその直後のAFCアジアカップだけでなく、3月以降のFIFAワールドカップ26アジア2次予選にもつながる重要なアピールの場になる。いびつな日程のはざまで負担を強いられることになるが、それを乗り越えるタフさも日本代表に生き残る上で必要な能力と言える。

(取材:元川悦子、加藤健一、構成:編集部)

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【了】

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