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伊藤涼太郎は何が変わったのか?アルビレックス新潟から移籍して半年でサッカー日本代表初選出、「ビッグスワンでプレーしたい」

text by 加藤健一 photo by Getty Images

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サッカー日本代表の重みとアルビレックス新潟への思い

アルビレックス新潟からシントトロイデンへ移籍した伊藤涼太郎へのメッセージ
【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は2024年1月1日、TOYO TIRES CUP 2024でタイ代表と対戦する。昨夏にアルビレックス新潟からベルギーのシントトロイデンに移籍した伊藤涼太郎は、日本代表としてプレーする重みを感じながらも、「自分のプレーを出したい」と活躍を誓った。


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 加入して半年が経ち、成長している部分もあるようだ。「まだまだ足りないことはある」と前置きしたうえで、「走るところなど、今までの自分の弱点だったところ、守備への貢献度は海外に行って少しは自信につながっている」と成長を実感している。ボールを保持して主導権を握るスタイルは新潟とシントトロイデンの共通点だが、「相手の6番(ボランチ)を捕まえるように言われているので、運動量はもっと厳しく言われている」と役割の違いに触れた。

 新天地では新潟時代にプレーしたトップ下よりも低いボランチやインサイドハーフを任されるが、「トップ下(10番)でプレーしたい」と伊藤は言い切る。ただ、現状については冷静に分析しており、「5大リーグで活躍している選手たちばかりなので、そういった選手に負けないもの大事だけど、そういった選手たちとは違う自分を見せるのも大事。ライン間で受けるところやアイデアのところはアピールしたい」と自分の良さを代表で見せるつもりだ。

 30日まで練習に携わった中村憲剛ロールモデルコーチからは「活かされるプレーも大事」というアドバイスをもらったという。合流してまだ日が浅いが、30日には「初めてやっても何の違和感もなくやれると思う。自分の特徴ややりたいことをチームに早く落とし込んで、コミュニケーションを取っていいプレーをしたい」と意気込んでいた。

 伊藤は「思い描いていたプロサッカー人生ではなかった」というが、「諦めずに自分のプレーをやり続けた結果に今がある」と振り返る。飛躍のきっかけになった新潟については、「どんどん(日本代表に呼ばれるようになって)その先にビッグスワンでプレーしたい」とかつてのホームスタジアム凱旋を夢見ている。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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