フットボールチャンネル

「視野が狭かった」藤井陽也がサッカー日本代表デビュー。完封勝利も反省「突き詰めていきたい」

text by 編集部 photo by Getty Images

サッカー日本代表 最新ニュース


名古屋グランパスDFがサッカー日本代表デビュー

藤井陽也
【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は1月1日、国立競技場で行われたTOYO TIRES CUP2024でタイ代表と対戦し、5-0で勝利した。この試合がデビュー戦になった藤井陽也はフル出場して完封勝利に貢献したが、今後の成長につながる課題を得た90分になった。


【AFC アジアカップは「DAZN for docomo」で!
いつでもどこでも簡単視聴】[PR]


 名古屋グランパスのシーズン終了から約1か月ということもあり、この試合に向けた調整は難しかったようで、年末に代表合宿が始まるまではアカデミーの練習に参加するなどしてフィットネスレベルを維持してきたという。「久々できつかったですし、すべてを出し切ることはできなかった」とデビュー戦を振り返った。

 グラウンドコンディションの悪さに手こずることも多々あり、デビュー戦の緊張感と重なって思うようなプレーができなかった。それでも、時間の経過とともに徐々に持ち味を出すシーンは増えていった。積極的な持ち上がりや空中戦の強さを見せる場面もあり、藤井も「時間とともに対応できるようになってきた」と手応えを感じる。

 一方で課題も痛感する。3バックの左を務める名古屋とは勝手が違う4バックの右センターバックで出場したこともあり、持ち上がった後の「視野が狭くなってしまった」と振り返る。「逆に展開できればよかったけど、ちょっと見えてなかった」と課題を挙げた。

 また、日本代表は基本的に最終ラインが数的同数で守り、前線に人数をかけて高い位置から奪う守り方をしている。「攻めているときの後ろのオーガナイズを自分は疎かにしてしまうことがあるが、そこを改善できたのは良かった」と言う。藤井や町田浩樹を中心とした最終ラインのオーガナイズが、完封勝利という結果につながったと言えるだろう。

「デビューしたここがスタート」という藤井は、ピッチに立ったことで日本代表への思いを新たにする。「レベルアップして代表を背負えるありがたみを感じながらプレーしたい」と意気込みを語った。

(取材・文:加藤健一)

【関連記事】
英国人が見たサッカー日本代表対タイ戦「佐野海舟は…」「伊藤涼太郎らしい…」「日本のランパード!」
日本代表、アジアカップのTV放送・配信予定・キックオフ時間は?
サッカー日本代表、MVPに選んだのは? 伊藤涼太郎ら代表デビュー組の評価は?【タイ戦どこよりも速い採点】

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top