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最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング1〜10位。評価を落としてしまったのは?【2024年最新版】

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

6位:中島翔哉(浦和レッズ)

中島翔哉
【写真:Getty Images】


生年月日:1994年8月23日
市場価値の変動:160万ユーロ(約2.24億円)→120万ユーロ(約1.68億円)
市場価値の減少額:40万ユーロ(約5600万円/-25.0%)
2023リーグ戦成績:6試合1ゴール0アシスト

 現在29歳の中島翔哉は、2017年にFC東京からポルティモンセ(ポルトガル)へ期限付き移籍を果たした。デビューシーズンとなった17/18シーズンは、リーグ戦29試合に出場して10ゴール10アシストを記録。圧倒的なテクニックで目の肥えたポルトガル人たちを魅了した。同選手の契約は、このシーズン途中に期限付き移籍から完全移籍に切り替わっている。そして翌18/19シーズンの冬に、3500万ユーロ(約49億円)という巨額の移籍金でアル・ドゥハイル(カタール)へ移籍した。

 ポルトガルで名声を高めてカタールに渡った同選手だが、その後はヨーロッパや中東のクラブを転々とする。ポルティモンセ1~2年目のインパクトを超えることは出来なかった。市場価値は、カタールでプレーしていた2019年5月に自己最高金額となる2500万ユーロ(約35億円)を記録したが、それ以降は下落し続けてしまっている。昨年7月からの減少額は40万ユーロ(約5600万円)となった。

 それでも中島が稀代の攻撃的MFであることに変わりはない。昨夏に浦和へ完全移籍すると、移籍後初先発となったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)理文戦で躍動。右サイドからの攻撃を活性化し、2つのゴールの起点になった。今季はまだゴールやアシストはないが、試合中に随所で見せるテクニックの高さはタレント集団である浦和においても一際異彩を放っている。

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