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クラブ大崩壊…。Jリーグ、大失敗した日本人レジェンド監督6人。選手時代は圧巻も…。指導者としてはガッカリ

text by 編集部 photo by Getty Images

都並敏史(元日本代表DF)


【写真:Getty Images】

生年月日:1961年8月14日
主な監督歴:ベガルタ仙台(2005)、セレッソ大阪(2007)、横浜FC(2008)



 都並敏史は、読売サッカークラブ、その後継となるヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)で活躍し、日本代表でも左サイドバックの絶対的な主力となっていた。しかし、現役時代に受けていた評価とは反対に、監督としての評価は高くない。

 2004年にS級コーチライセンスを取得した都並は、すぐにベガルタ仙台の監督に就任。2005シーズン前半戦は低調なパフォーマンスとなったが、後半戦から意地を見せてチームを最終順位4位(19勝11分14敗)まで押し上げた。しかし、入れ替え戦への出場を逃したことで1年での解任となっている。

 その後、ヴェルディでのコーチ経験を経て、2007年にセレッソ大阪の監督に、2008年には横浜FCの監督に就任したが、どちらも仙台時代と同じく1年で解任されている。

 監督としてはことごとく失敗してきた都並だが、最近になってその評価は変わりつつある。2018年にブリオベッカ浦安(関東1部)の監督に就任すると、2022年にチームをJFL昇格に導いた。昨季はJFL2位の好成績を挙げ、クラブの悲願であるJリーグ参入は確実に近づいている。今季はスタートダッシュに失敗しているが、巻き返すことができるだろうか。

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