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史上最強の選手は誰!? 歴代日本人DFの最高市場価値ランキング1〜10位。日本を代表する鉄壁の男たち

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:酒井宏樹

【写真:Getty Images】

生年月日:1990年4月12日
最高市場価値:800万ユーロ(約12.8億円)
更新日:2018年7月16日(当時28歳)

 歴代日本人DFの最高市場価値ランキングで9位にランクインしたのは、欧州5大リーグクラブで不動の右サイドバック(SB)として活躍した酒井宏樹だ。

 酒井が欧州初挑戦に乗り出したのは、2012年7月のことだった。ハノーファーに加入すると、ブンデスリーガのプレースピードの速さやチーム戦術への適応に苦しんだ時期もあったが、徐々にクラブの確固たる信頼を獲得。右SBのファーストチョイスとして試合に出続けた。

 欧州における酒井の評価がより高まったのは、2016年7月に移籍したマルセイユ時代だ。欧州屈指の名門クラブでも、酒井はレギュラーを確保。ダイナミックなオーバーラップと右足から放たれる高精度のクロスを武器に、リーグ・アン有数の右SBとして名を馳せた。

 マルセイユ在籍中の2018年7月には、自己最高額の市場価値800万ユーロ(約12.8億円)を記録。当時28歳の酒井はサッカー選手として脂がのってきた頃で、ピッチだけでなく市場でも存在感を発揮し始めた。マルセイユ加入時の市場価値は200万ユーロ(約3.2億円)だったため、約2年の間に4倍の伸び率を見せたことになる。

 2019年12月まで最高額を維持していた酒井の市場価値は、その後下落。浦和レッズ在籍時の2022年1月にはピーク時の半分を下回る350万ユーロ(約5.6億円)の値を付けた。

 だが、酒井は市場価値とはまた別のところで新たなバリューを生み出している。2024年7月には、同年3月創設の“新興クラブ”オークランドFCへ加入。今シーズンのキャプテンを任されるなど、34歳となった今もなお進化を続けている。

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