クルークスは警戒される。だからこそ…
クルークスのクロスが磐田にとって最大の武器になっていることは間違いなく、そこから得点が増えるためのクオリティをチームで磨いていく方法は1つあるが、そこは相手側も警戒してくる。だからこそ反対の左サイドはもちろん、中央から突破するシチュエーションを作りやすいはず。
佐藤も「中央の崩しの部分だと思う。自分とペイ(ペイショット)の関係で、フリックだったり、背後に抜け出したり、そういうのがもう少し増えてきたら」と語る。
ハッチンソン監督が構築するビルドアップにおいてもセンターバックやボランチから、トップ下の佐藤に入れるボールはアクセントになるが、ここまではサイド攻撃を効果的に繰り出すための前振り的なプレーに特化してしまっているのは確かだ。
佐藤は独力で突破を狙うタイプではないが、ペイショットと縦のコンビネーションを使ってシュートに持ち込むような形は意識次第で増やせるはず。そこに関しては仮にミスしても、すぐに切り替えてプレスをかければ、危険なカウンターにつながらない場所でもあるだけに、積極的にトライしてほしいところだ。
佐藤は磐田に加入するにあたり、当時J2だった東京ヴェルディ時代に記録した2021年と2022年のリーグ戦13得点という記録を更新することを目標に掲げていた。
今のところ豊富な運動量を生かし、ハッチンソン監督の求める戦術的なタスクを幅広くこなすなど、スタメン起用にふさわしい仕事をしているが、やはり攻撃的なポジションを任された上でも得点は評価基準になるし、チームの勝利にも直結する。
そのためにも、佐藤が“リョウガ・ロール”の先にあるフィニッシュにどう結びつけていくのか注目だ。
(取材・文:河治良幸)
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