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明治安田J1リーグ第10節が各地で行われ、アビスパ福岡は横浜F・マリノスをホームに迎えた。2-1の逆転勝利をおさめた福岡は、暫定ながらクラブ史上初のJ1トップの座に辿り着く。逆転の狼煙をあげた藤本一輝の言葉からは、躍進するチームの強さの秘訣が垣間見える。(取材・文:元川悦子)
凄まじい巻き返しを見せるアビスパ福岡
2023・24シーズンのJリーグ王者・ヴィッセル神戸が大苦戦し、優勝候補筆頭と言われたサンフレッチェ広島もやや足踏み状態に陥るなど、大混戦が続いている今季のJ1。こうした中、じわじわと順位を上げていたのがアビスパ福岡だ。
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ご存じの通り、彼らは昨季限りで長谷部茂利監督(現川崎フロンターレ)が退任。昨季までFC町田ゼルビアでコーチを務めていた金明輝が新指揮官に就任し、新体制で再始動した。
2021年にサガン鳥栖を率いて上位争いを演じた実績のある指揮官ということで開幕前から期待が高かったが、開幕3試合はまさかの連敗。スタートダッシュに失敗し、チームに暗雲が立ち込めていた。
だが、その後の巻き返しは凄まじかった。リーグ第5節で王者・神戸を撃破すると、そこから6戦無敗。第9節時点で勝ち点「16」の暫定6位というところまで上がってきた。4月12日の横浜F・マリノス戦に勝てば、他の上位チームの結果次第で暫定首位に立つ可能性も浮上したのだ。
しかもマリノスは9日に川崎との激闘を強いられ、中2日で敵地に乗り込んできた。J2降格圏にとどまっているうえ、日程的にも非常にタイトということで、福岡に分があると思われた。