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Jリーグ 4週間前

「今、サイドバックをやっていていいのか?」長沼洋一の葛藤、浦和レッズでの最適解。導き出した答えはシンプルだった【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグの第20節、前倒し分として開催された浦和レッズ対京都サンガF.C.は2-1で浦和が勝利した。徐々に調子を上げてきている浦和だが、そんなチームの状況とは裏腹に、ある葛藤を抱えていたのは長沼洋一だ。選手として一番いい時期を迎えた28歳は、自身の現状をどう捉えているのだろうか。(取材・文:石田達也)

「再現性のある攻撃を僕はしたい」


【写真:Getty Images】

 埼玉スタジアム2002でJ1リーグ第20節、京都サンガF.C.戦が行われ、浦和レッズが2-1で勝利を飾った。

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 左サイドバックで3試合連続先発出場となった長沼洋一は「決めたかったですね」。悔しさを噛み締めながら口にした。

 それは15分のことだった。立ち上がりから一進一退の攻防が続いた中で浦和が左サイドで起点を作る。長沼が自陣でマテウス・サヴィオにボールを預けると斜め前にスルーパスを送る。走り込んできた松尾佑介の折り返しに、ペナルティーエリアに走り込んできた長沼がコンパクトに右足を振った。これがスライディングをしてきた相手ディフェンスに当たると、跳ね返ったボールは鈴木義宜の手に当たり、一時はPK判定となったがVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の結果、判定は覆った。

 ゴールまで、あと僅かに迫った場面を振り返り、「意外と相手の足が伸びてきました」と言うと「ああいった再現性のある攻撃を僕はしたいと思っていて、中々、そういう形をチームとして作り出せていない現状で、チームのスタイルにしていきたいと僕は去年から言っています。今は勝って改善して、チームのスタイルにしたいです」と続けた。

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