中2日での試合だったが「意外と体が動いた」
ハードワークを信条とする長沼は、自分の役割を整理しながら対面するウイングの奥川雅也を封じにかかるとセカンドボールを拾い攻撃につなげていく。
「守備の時間が長く、もっと攻撃に出ていく回数を増やしたい。リードをしていたこともあり守備がメインになってしまいましたが、粘り強くできたとは思います。
浦和は開幕直後4戦未勝利(2分2敗)とスタートダッシュに躓くも、そこから2勝2分1敗と徐々に調子を上げると前節はFC町田ゼルビアに2-0で完勝。チームは内容も上向き「ベストパフォーマンスだったと思います」とマチェイ・スコルジャ監督は選手らを手放しで称えていた。
とはいえ、この京都戦は中2日での試合となったが、長沼は「意外と体が動いた感じですし、みんなも重いという感覚はなかったと思います」と話すが、町田戦の勝利が弾みになったこと、そして平日のナイターに集まった2万1千人ものファン・サポーターが後押しする“ホームの力”に背中を押され、戦えたことは間違いない。
受け身にならないためにも先手を取ることが重要となるが、24分にデザインされたコーナーキックから最後は松尾が右足シュートを放ちゴールネットを揺らし先手を取った。中2日でセットプレーの準備も満足にできていなかった中で「町田戦も京都戦もセットプレーで先制できたのが大きい。流れの中でもチャンスはありましたが、自分たちのやり方が良い感じでマッチしていたと思います」と強調した。