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Jリーグ 8か月前

「今、サイドバックをやっていていいのか?」長沼洋一の葛藤、浦和レッズでの最適解。導き出した答えはシンプルだった【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「しっかり守れたことは自信になる」。一方で課題となるのは…

 そして1-0のまま後半を迎えると、55分にラファエル・エリアスに同点弾を撃ち込まれたが、61分にサミュエル・グスタフソンからパスを受けた渡邊凌磨が冷静に左足で沈めると一歩、浦和が前に出る。試合終盤は京都の猛攻を浴びるも全員が体を投げ出し、最後まで集中を切らさずにプレー。今シーズン初の連勝を飾った。

 「上手く守備でもコントロールができていましたし、後半、追いつかれあと、また勝ち越して、守りになったところは改善の余地がありますが押し込まれても、しっかり守れたことは町田戦もそうですが自信になると思います」と手応えを口にすると、あわせて課題についても触れた。

「守備でのコントロールではなく、自分たちがボールを持って時間をコントロールしていく、進めていくことができれば理想。1試合1試合続けて、勝っていくだけだと思っているので、先を見据えず次に勝つ。それだけです」

 その長沼は昨夏にサガン鳥栖から完全移籍で加入。攻撃的なスタイルで数多くのポジションをこなせるユーティリティープレイヤーでもあるが、スコルジャ監督の下ではキャンプから主に左サイドバックでプレー。どのポジションであっても結果を残すことが自身の強みであると語る。

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