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Jリーグ 8か月前

「チームのために全力を」なぜマテウス・サヴィオは得点に絡み始めたのか?ある選手との共通理解が浦和レッズを変えた【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

問題点が1つ解決。「私たちの関係は良くなっている」

「まずは自分がボールを持ったらゴールを目指す。そして相手がタックルしてきても、自分が前に進めると思ったら、倒れないでプレーを続けたいという気持ちがあります。あのシーンは相手がファウル気味に来たんですけど、自分が前に進める感覚があったので前に進んだ」

 また、渡邊との関係性については「自分たちが相手にとって危険なプレーをすることを意識してます。あのシーンは自分とリョウマが2人で良いプレーができた」と主張した。

 浦和に来て以来、ヴィッセル神戸との開幕戦から個人としては目を見張るパフォーマンスを見せてはいたが、第8節の清水エスパルス戦で加入後初得点を決めるまで、なかなか得点に直接絡むようなシーンを生み出せていなかった。

 その1つの問題は周りとの距離感だったが、ボランチから攻撃を支えるサミュエル・グスタフソンは「私たちの関係は良くなっていると思います。常にお互いの連係を意識して、パスをつけやすくできている」と語り、それをピッチ内でも感じ取ることができているという。

 テクニカルな攻撃タレントとして誰もが認めるマテウスだが、献身的な守備を厭わない点も魅力の一つである。

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