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Jリーグ 8か月前

「なかなか辛い期間だった」6ヶ月から加藤蓮は学び、苦しむ横浜F・マリノスのために戦う「勝てば一番うれしいから」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤井雅彦 photo by Getty Images

「短い期間だけどできることはたくさんある」「恩返ししたい」

 今後は両サイドバックやボランチなど複数ポジションをこなせるユーティリティープレーヤーとして貴重な選択肢になっていくはず。与えられた持ち場で100%を出し尽くすメンタリティも大きな武器だ。

 それは戦いの舞台が日本からサウジアラビアに変わっても同じはず。

「ようやくスタートラインに立てたことは自分自身ポジティブだし、いろいろな人がここまで自分に関わってくれてやっと復帰することができたので、感謝したい。

 あとはチームのために戦うだけだと思っている。サウジアラビアで去年の悔しさを晴らしたい。こういうチーム状況だけど、ひとつになってサポーター、クラブに恩返ししたい。どんな相手だろうと戦う姿勢を見せて、勝つ。そこに尽きる。

 よりチーム全員がまとまった姿をサポーターに見せて、見せるだけじゃなくて結果を出したい。短い期間だけどできることはたくさんあると思うし、ポジティブに仲間を信じて、チームを信じて戦うだけ」

 身も心もフレッシュに、悲願達成にすべてを捧げる。

 復活した加藤蓮が、もがき苦しむトリコロールを加速させていく。

(取材・文:藤井雅彦)

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