4位:浦和レッズ

【写真:Getty Images】
トップチーム登録人数:29人
今季J1リーグ出場選手:22人
J1リーグ順位:4位(5勝4分3敗)
クラブ別起用選手数ワーストランキング4位は浦和レッズだ。トップチームに正式登録されている29人のうち、22人がJ1で起用されている。。
今年6月にFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)を控える浦和。試合数の増加により、選手たちへの負担が増えることも懸念される中、開幕前にはマテウス・サヴィオ、金子拓郎、ダニーロ・ボザ、松本泰志ら大型補強を敢行。選手層に厚みが増したのは確かで、トップチーム29人のうち、22人が起用されている事実は、決して悲観すべきものではないだろう。
しかし、22人のうち6人は、J1における総出場時間が90分にも達していない。起用されている選手には、若干の偏りがあると言えそうだ。
リーグ戦12試合を消化した時点で、全試合フル出場を記録しているのは、西川周作、マリウス・ホイブラーテン、ボザの3選手。彼らのほかにも、安居海渡やサヴィオら5選手が全試合でピッチに立っており、スタメンにも取り立てて大きな変化はない。
選手たちの負担を軽減するために、未出場の選手にも期待したいところ。横浜FCから帰還した髙橋利樹や、FC町田ゼルビアから復帰した柴戸海は、コンディション面の影響でここまでピッチに立てていないが、十分戦力として計算できる選手だ。
気になるのは、安部裕葵だ。バルセロナBから浦和に加入した2023年から公式戦に一度も出場しておらず、ここまでチームに全く貢献できていないが、持っているスキルに疑いの余地はない。彼の状態が戻れば、浦和の可能性はさらに広がるはずだ。