3位:柏レイソル

【写真:Getty Images】
トップチーム登録人数:35人
今季J1リーグ出場選手:22人
J1リーグ順位:2位(5勝5分1敗)
クラブ別起用選手数ワーストランキング3位となったのは柏レイソルだ。トップチームに正式登録されている35人のうち、22人がこれまでJ1の舞台で起用されてきた。
昨季は降格圏ギリギリの17位でシーズンを終えた柏。しかし、リカルド・ロドリゲス新体制となった今季は、昨季の不調が嘘だったかのように攻守が噛み合い、J1の11試合を消化した時点で2位につけている。現在の勝ち点は「20」だが、この時点で昨季終了時の勝ち点(41)の半数近くを獲得していることとなる。
オフには、絶定的主力のマテウス・サヴィオや関根大輝といった重要なメンバーを失ったが、ユースからの昇格選手や大卒選手を合わせて、実に16人ものメンバーを補強。戦力ダウンを最小限に留めると同時に、スカッド層に厚みが増した。
ただ、メンバーはここまで固定化されていると言えそうだ。出場している22人のうち、全試合で起用されているメンバーは9人。総試合時間990分のおよそ半分となる500分以上に出場している選手は、10人となっている。ベンチ入りすらできていない選手は、8人にのぼる。
とはいえ、結果が出ているので、メンバーを変えにくいのは確か。さらに、リカルド・ロドリゲス監督の志向するスタイルはポゼッションで、やはり固定したメンバーの方が、戦術理解という面も含めてハマりやすい。この状態がどこまで続くかが、今季のカギを握りそうだ。