2位:サンフレッチェ広島

【写真:Getty Images】
トップチーム登録人数:31人
今季J1リーグ出場選手:20人
J1リーグ順位:10位(5勝2分3敗)
クラブ別起用選手数ワースト2位となったのは、サンフレッチェ広島である。昨季白熱の優勝争いを演じた強豪は、今季ここまでJ1で20人の選手を起用している。
今季の広島はAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)に参加していたため、いわゆる控えメンバーはアジア勢との戦いで経験を積むことが出来た。一方、J1ではメンバーがかなり固定されており、今季出場した20選手のうち、半数の10人が全試合出場を記録している。
全試合フル出場を記録している選手は、大迫敬介、佐々木翔、荒木隼人の3名だが、1トップのジャーメイン良、中盤の川辺駿も800分台後半とほぼフル稼働状態だ。この2選手のポジションはスプリントも多く疲弊しやすいため、酷使が続くと、負傷の心配もより大きくなってくる。
とくにミヒャエル・スキッベ監督のサッカーは強度が高く、攻守におけるハードワークを欠かすことはできない。ACL2参戦に加え、上記した主力メンバーの固定化による疲労の影響もあってか、ここ最近は勝ち点を落とすことも多く、10試合消化時点で10位とらしくない位置につけている。
ここから、夏の酷暑がやってくる日本。広島は、ここから浮上できるのだろうか。