極めて危険である。つまり、横浜F・マリノスにとっては…
アンデルソン・ロペスは再びノーゴールに終わり、植中朝日は2-1の場面で絶対に決めるべき決定機を外すという信じがたい失態を犯した。もし84分にそのゴールを決めていれば、マリノスの士気は保たれていたかもしれないが、そうはならず、ダニーロ・ボザが4分後に浦和の勝利を決定づけた。
今週土曜の試合に向け、昨季の決勝でアル・アインに敗れた雪辱を期しているかもしれない。キスノーボにとっても、ホーランド前監督の守備的戦術から脱却し、攻撃的アプローチを再導入することで正式な監督の座に就く好機と捉えられる。だが、この試合がダメージを最小限に抑えるための演習に終わる可能性が高いという見方は否定できない。
理論上は攻撃的に出るのも一つの手だが、トランジションのバランスが崩壊している現状で、クリスティアーノ・ロナウド、サディオ・マネ、ジョン・ドゥランといった攻撃陣を相手に無防備になることは極めて危険である。
つまり、マリノスにとっては大敗を避け、リーグ戦再開に向けて少しでも気持ちを切り替えることが満足すべき目標となるだろう。一方でフロンターレは、それ以上の高みを目指すべき状況にあり、さらなる躍進も十分に手の届く目標と言える。
(文:ショーン・キャロル)
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