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Jリーグ 2か月前

「チームが僕を生かす」松尾佑介は、なぜ浦和レッズの1トップで輝くのか?「常に変化していかなければ…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「一瞬で落ちる。連勝しているからこそ…」

「一瞬で落ちると思いますし、連勝をしているからこそ気を引き締めたいと思います。積み上げるのは非常に時間がかかりますけど、崩れるときは一瞬で壊れるので、僕自身もチームに発破をかけていきたいですし、個人でもさらに練習から競争していくことも非常に大事になってくると思います」

 今季は怪我で出遅れていたが、徐々にコンディションを上げ、途中出場で試合勘を高めてきた。第2節京都サンガF.C.戦から6試合途中出場が続き、第8節清水エスパルス戦で今シーズン初先発。前線での軸となっていたチアゴ・サンタナがコンディション不良で離脱すると、第10節町田ゼルビアFC戦から1トップを務め、縦への推進力と空いたスペースに飛び込むことでチームの矢印を前へ前へと向かせた。

 1トップでは起点や競り合い、背後への抜け出しなど器用さが求められるが、実際のイメージを膨らませるため「僕みたいなタイプの1トップをしている選手とかの映像を試合前など毎日見るようにしています」と言う。

 また、ボールホルダーに食らいつくようなプレッシング、2度追い3度追いも苦にしない献身的な守備を見せ、この試合でもチームトップとなる25回のスプリントを記録。ハードワークを体現し、試合のリズムを好転させる。

 ボランチでプレーする安居海渡の目にはどう映っているのか。

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