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【写真：©KAWASAKI FRONTALE】
AFCチャンピオンズリーグエリート準々決勝を前に
[ftp_del]プリンス・アブドゥラー・アル・ファイサル・スタジアムで行われるAFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）準々決勝、川崎フロンターレ対アル・サッド（カタール）を前日に控えた現地時間4月26日、川崎の長谷部茂利監督と主将の脇坂泰斗が公式会見に臨んだ。
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長谷部監督は「自分たちの開幕の日が迫っています。昨日ACLEファイナルズが開幕し、非常に高揚感のある大会になっています。明日、自分たちの開幕戦で選手たちが躍動する姿を楽しみにしています」と試合に向けて意気込みを語った。
日本とは異なる気候への対応については、「真夏の日本の一番暑い一日に近いと思います。驚きはないですが、そのなかでプレーをしなくてはいけない選手たちは大変だと思います」と話す。時差ボケと気候を考慮してチームは21日未明に現地入りし、コンディション調整に努めてきた。
川崎は明治安田J1リーグの7連戦を戦い抜いてサウジアラビア入りした。そこまでの連戦とは異なり、アル・サッド戦までは約1週間の準備期間があることは、当然ながらプラスに働く。
「1週間空くと攻守にわたって積み上げていることを中2日、3日よりも2倍できます。細かく伝えてトレーニングできたと思います。ただ、それも限られているなかですので、積み上げと、また対戦相手に対して自分たちがどうしていきたいかを選手と共有するためにトレーニングで動きを入れて、どうしていこうかというところを揉んで明日に挑みます」
対戦相手のアル・サッドについては、「強豪ですね。これまでの経験。経緯だけではなく選手、監督さん、非常にいいメンバーが揃ってる」と分析する。その相手に対して「自分たちのスタイルを出していくんですけれども、攻撃面で複数得点を取れるようにチャンスを多く作りたい」と意気込む。
攻撃面で特長がある川崎だが、一発勝負では守備面が結果を左右する。「簡単に失点しているようではトーナメント戦で勝ち上がるのは非常に難しい。なので簡単に失点をしないように選手たちに働きかけたいと考えています」
「もちろん3試合勝って最後に笑って終わりたい」と長谷部監督は言うが、まずは目の前の相手に集中する。「まず明日。明日のゲームにどれだけ自分たちの力を出せるか。そこが重要だと考えています」
川崎フロンターレは、悲願のアジア制覇へ向けて、大きな第一歩を踏み出そうとしている。
（文：編集部）
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