「あれができれば今度は…」「常に保証がある状態で…」
「情滋もここのところ、左もチャレンジしてくれて、左から突破してからの得点だったので、あれができれば、今度はまた右足も生きると思います。まずは縦突破で、まだまだ精度はあれですけど、左足を見せれば、今度は右足という大きな武器があるので、当然右から上げる場面も出てくると思う」
左サイドハーフに入って、左足でクロスを上げたことを大きく評価していた。これまでは右サイドハーフでプレーし、右足でクロスを上げることがほとんどで、左サイドハーフでも起用されたことはあったが、思うような活躍ができなかった。しかし今季は左サイドハーフで起用された中、左足のクロスで結果を残した。
「やっぱり右だけで何回も上げていると、相手もやっぱりそっちをしっかりケアしてきますし、この場面で言うとしっかり前にスペースあったので、これ右に持って行ってもな、と仕掛けながら思っていた。とにかく左足でしっかり持って行って、そのあと相手の対応見ながら、(クロスを)上げられるんだったらもうシンプルに上げる状態に持ち込もうと思いました。1回縦に運んだときに十分相手と間が作れて、もうクロスは行けるなと思ったので、だったらもう入れちゃおうと思って、シンプルに入れました」
左足でのクロスの場面を振り返ったオナイウ。指揮官の期待に応え、左足も練習してきたことが実った。左サイドハーフでの起用に関しても「インクロスもわりと自分の中で結構良いフィーリング見つけられていて、最悪右で持ってクロスというところはわり見えているから、常に保証がある状態で仕掛けられるみたいな感じでやれます」と、得意の右足で仕事をすることも頭には置きつつ、左足も使っていくというプレー判断がうまくいっているようだ。
プレーの幅が広がり、右サイドハーフだけでなく、左サイドハーフの起用でも結果を残したことはオナイウにとっても、チームにとっても非常に大きい。