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Jリーグ 2か月前

「誠意を見せたくて…」オナイウ情滋は悔しさをバネにしてベガルタ仙台で戦う「しょうもないことをしたくない」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志

「失敗する不安とかはない」好循環を生むマインドセット

「だって自分があれで受けて、裏抜けて受けて、なんかちょっとこねて下げましたとなっても、別に面白くないじゃないですか。それは自分も面白くないし、相手も嫌じゃないし、見てる人も面白くない。

 それやってもしょうもないなと思って、別に相手に引っかかっても良いから仕掛けて引っ掛けられたんだったら、次はもっと別のことして抜いてやろうとか、いろいろ失敗する不安とかはない。本当に自分が楽しいと思うこととか、人が見ていて面白いと思うこととか、相手が嫌なことをとにかく考えてやろうという意識があります。

 そうなるともう右でも左でもやることはそんなに変わらないので関係ない。今はそういう考え方をできているのが、わりとチャンスに持って行けているところなのかなと思います」

 サポーターを喜ばせて自分が楽しめて相手を嫌がらせることをしたい。その一心でプレーできていることが、好循環を呼んでいる。

 チームメイトを大切にし、サポーターを大切にする思いが根底にあり、チームメイトを助け、サポーターを喜ばせるためにプレーの幅を広げ、失敗を恐れずにプレーする。これができているからこそ、オナイウは好調を維持できているのだろう。さらにチームに欠かせない選手となり、サポーターを喜ばせる選手になるために、オナイウはトレーニングから努力を積み重ねる。
   
(取材・文:小林健志)
 
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【了】

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