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Jリーグ 3週間前

「誠意を見せたくて…」オナイウ情滋は悔しさをバネにしてベガルタ仙台で戦う「しょうもないことをしたくない」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志

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 ベガルタ仙台は明治安田J1リーグで5試合負け無しと好調を維持し、J2第11節終了時点で4位につけている。その中で存在感を示しているオナイウ情滋は、本職の右サイドだけでなく左サイドでプレーする時間も増えている。活躍の陰には、いつも大切な人の存在があるという。(取材・文:小林健志)

「それだけを信じて…」オナイウ情滋が初アシスト

ベガルタ仙台FWオナイウ情滋
【写真:Getty Images】

 2023年にベガルタ仙台に加入し、プロ3年目のシーズンを迎えたMFオナイウ情滋。シーズン開幕当初は途中出場や、ベンチ外の試合が多かったが、4月に入り調子を上げている。

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 4月5日に行われたJ2第8節ブラウブリッツ秋田戦は、今季初の先発出場となった。MF荒木駿太から中盤でパスを受けると、ゴールまでドリブルで駆け上がり、そのままシュートを決めて、これが決勝点となり1-0での勝利に貢献した。

 その後は先発出場が続き、4月25日のJ2第11節愛媛FC戦は再びベンチスタートとなったが、0-1とビハインドの状況で78分に投入され、攻撃を活性化させた。それでもなかなかゴールが生まれず敗色濃厚な中迎えたアディショナルタイムの92分、DF井上詩音のロングフィードを、FW宮崎鴻が相手に競り勝ちヘディングで左サイドにいたオナイウへとボールを送った。

「鴻君が競る時点で間違いなく競り勝って自分のところに流してくれるだろうと思っていて、鴻君もちゃんと自分が後ろにいるのを把握してそらしてくれた。あとはとにかく中途半端なことしないでシンプルに仕掛けていれば、みんな走って来てくれるので、それだけを信じて自分はやるだけでした」

 宮崎からボールが来るのを信じ、そしてゴール前に誰かが走ってくるのを信じて、オナイウはドリブルを仕掛けた。

 ペナルティエリアに入るところで一段ギアを上げてスピードに乗ってDFをかわすと、左足でクロスを送った。そこに相手DFの間を割って入ったのはFW梅木翼。梅木のゴールが決まって同点に追いついて1-1の引き分けに終わり、勝ち点1を得た。

 森山佳郎監督にこのプレーの評価を聞いた。

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