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【写真:編集部】
北海道コンサドーレ札幌OB小野伸二がサッカー教室やトークショーに参加
北海道コンサドーレ札幌は6日、ジュビロ磐田とのホーム戦を前に、大和ハウス プレミストドームにて、株式会社Souplesse(スプレス)と共同でサッカー教室やトークショーを開催した。講師を務めた元サッカー日本代表の小野伸二が札幌の今の現状について、OBらしい愛ある言葉を送った。
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2023シーズンを持って現役を引退し、札幌のアンバサダー、O.N.O(One Hokkaido Nexus Organizer)としても活動している小野。この日は、小学4年生以下の子どもたちを対象にしたサッカー教室に講師として、同じOBである河合竜二や石川直樹、横野純貴とともに参加していた。
実際に選手たちが試合を行う同じピッチで、およそ80人の子どもたちと汗を流し、サッカーを楽しむ気持ちを忘れずにプレーすることの大切さを伝えた。
その後行われたトークショーでは、現在14位と苦しんでいる札幌のここまでの戦いぶりを「J1やJ2の括りってもう今そんなに関係なく、レベルは少しずつ高くなっていると思うので、中々勝つのは大変だろうと思ってた」と踏まえた上で、チームの現状について率直な思いを口にした。
「(前任の)ミシャ体制を長くやった中で岩政(大樹)監督に代わって、そこになじませるのは中々容易じゃない。スタイルが全然違う部分はあると思うので、ただ岩政監督も選手たちのことを理解しながら、1試合1試合を乗り越えて、反省しながら、選手たちと共にレベルを上げてく段階にあると思う」
そして、ここまで比較的、若手を積極的に起用してきた岩政監督のチーム作りについて、「フレッシュな選手を使ってきた部分がよく出てきていながら、ベテランの選手たちがまたそこにプラスアルファ力を注いでいる。そういうのが融合して初めてやっとチームとして熟成されていくんじゃないかなと思うので、もう少しもしかしたら時間がかかるかもしれないですけど、本当に少しずつステップアップしてる状況に今なってるんじゃないかなと思います」と今後への期待も寄せた。
自身も1999年、浦和レッズ時代にJ2降格を経験。翌年、当時まだ弱冠20歳ながらクラブ史上最年少でキャプテンを任され、チームを牽引しJ1昇格を果たしている。重責も感じていたが、サポーターの力が支えになったと振り返った。
「支えてくれるサポーターの皆さんの力は相当大きいと思うので、練習場でも試合でも本当に選手の背中を押してくれる。この間の大宮戦も本当に素晴らしいたくさんのサポーターの皆さんがいて、ああいうのを見ると自分ももっとやりたいと思うし、選手はもっとやれよって思いますし、選手たちはそれを心から感じている。皆さんの力はこれからも大事だと思いますので、選手をプッシュしてあげてください」と改めてサポーターの声援が力になっていることを語った。
さらに、自身の今後について、「僕自身も昨年以上にチームに関わって、強化のほうにも関わる方向で今話も進んでいますし、これから先このチームがどう変わっていくかも自分ももっとチームの中に入って、少しでも皆さんが満足していただけるような試合をこなせるような選手強化であったり、そういうものができてくるように協力していきたいなと思います」とチームの強化に関わっていく方向性だと話した。
そのためにもさらなるサポーターの力が必要になってくる。
「皆さんの応援なしではありえないと思いますし、またみなさんが仲間を連れて、その仲間がまた仲間を連れて、いつしかここを普通の試合のときに2万以上、3万人近くのサポーターであふれる、そんな環境を作っていただけたら嬉しく思います」と青写真を描くことも忘れなかった。
(取材・文:編集部)
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