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Jリーグ 7か月前

「だからこそもっと…」西野奨太は誰よりも長く頭を下げた。北海道コンサドーレ札幌を「自分が引っ張っていくんだ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 竹中愛美 photo by Editor

「気の緩みが結果に出てる」「自分が引っ張っていくんだっていう」

「(岩政)大樹さんの話からもあった通り、結果として勝った試合の次の試合で10分以内に失点してる割合が80%っていうデータがあった。そういうデータに表れて現実を知った。もちろん自分たちの中では勝った後、気を抜かないで良い流れに乗ってこうって話をしてるんですけど、たぶん気づかないところで勝った後の気の緩みっていうのが、そういう結果に出てると思うんで、そこはトレーニングからやるしかない。細かいところの突き詰めだと思うんで直していきたいです」と守備面での意識をさらに高める必要があるとした。


 日々、成長を遂げている西野に現時点での目標を聞いてみた。

「正直、今は試合に出ても個人のこと、自分のことをあんまり気にしてなくて。もういち早く上位勢に食い込みたいっていう、食い込んでいかなきゃいけないですし、結果を出さなきゃいけないチームだし、出せると思ってるんで絶対。毎試合本当、圧倒的なプレーを出せるくらい、チームを自分が引っ張っていくんだっていうくらいのプレーをやっぱり見せることですかね」

 その言葉と精悍な顔つきから、やはり充実感と責任感が感じられた。結果を残し続け、さらなる飛躍を遂げたとき、また次の目標を聞くのが楽しみな存在だ。

(取材・文:竹中愛美)
 

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【了】
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