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選手が定められた期間に他クラブへ移籍する制度である「レンタル(期限付き)移籍」。今季の明治安田Jリーグでも、多くの選手がレンタル移籍で新天地を求めた。そのなかには加入後すぐに貴重な戦力となってチームに貢献している選手も存在する。今回はレンタル先で大化けし、存分に実力を発揮しているJリーガーをピックアップして紹介する。
※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は5月9日時点。
MF:満田誠(みつた・まこと)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年7月20日(25歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島→ガンバ大阪
今季リーグ成績:12試合0ゴール0アシスト
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その移籍はまさに青天の霹靂だった。
サンフレッチェ広島でブレイクを果たした満田誠は、今年2月末にガンバ大阪への期限付き移籍が発表。プロサッカー選手となった2022年から在籍する広島では、今季が4年目となっていたが、リーグ戦では1試合も出場することなく、出場機会を求めての決断となった。
リーグ全体に大きな衝撃を与えた移籍となったが、いまの満田はすっかり青黒のユニフォームに馴染んでいる。
新天地では今季ここまでリーグ戦12試合に出場し、うち10試合で先発に名を連ねた。ゴールやアシストといった数字こそ残せていないものの、データサイト『Sofa Score』ではチーム4番目となる平均評価点「7.14」を記録している。確かなテクニックと豊富な運動量でガンバの攻撃にアクセントを与えており、この期限付き移籍は、早くも大当たりの予感がしてならない。
また、第13節の京都サンガF.C.戦では自身の新たな一面も見せている。この試合で、ダニエル・ポヤトス監督は満田をダブルボランチの一角として起用。普段のトップ下よりも守備のタスクが増えるポジションだが、同選手は精度の高いロングフィードや、本職さながらのボール奪取を披露するなど、攻守両局面で輝きを放った。
あとは先述した通り、満田に求められているのは「数字」を残すことのみだ。トップ下であればゴールに直結するプレーの「数」が求められるのは当然である。満田がこの壁を打ち破ったとき、ガンバはもう一段階、チームとしての完成度を高めることになるだろう。