FW：五十嵐太陽（いがらし・たいよう）

生年月日：2003年4月14日（22歳）
所属クラブ：川崎フロンターレ→栃木SC
今季リーグ成績：12試合3ゴール0アシスト

　五十嵐太陽は、期限付き移籍先の栃木SCで充実した日々を過ごしている。

　現在22歳の五十嵐は川崎フロンターレの下部組織出身。2022年にトップチームに正式昇格を果たすと、2023シーズンから昨季までレノファ山口FCへの期限付き移籍を経験した。

　山口への期限付き移籍1年目となった2023シーズンはリーグ戦36試合に出場したが、2年目の昨季は状況が一変する。

　新たに就任した志垣良監督の信頼を掴むことはできず、五十嵐の出場機会は激減。最終的にリーグ戦の出場はわずか7試合に留まり、6月の第22節以降はベンチ入りすらできなかった。

　しかしながら、悔しい1年を経て迎えた今季の五十嵐は一味違う。

　プロ4年目となる今季、同選手はカテゴリーを落としてJ3の栃木SCに期限付き移籍することを決断。新天地では背番号10のユニフォームを着用し、主力としてここまでリーグ戦全試合に先発出場している。

　若きチャンスメーカーは期待に応える好パフォーマンスを見せており、第1節の高知ユナイテッドSC戦で早速ゴールネットを揺らす活躍。その後も、第7節の栃木シティ戦、第9節のFC岐阜戦でゴールを奪い、早くも2023シーズンに山口で記録した自身のキャリア最多得点数（3）に並んでいる。

　このまま怪我無くシーズンを送ることができれば、この最多得点数が更新されることは必至だろう。栃木SCの攻撃を牽引する存在として、サポーターは「過去最高」の五十嵐太陽を期待しているはずだ。