MF:甲田英將(こうだ・ひでまさ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年10月2日(21歳)
所属クラブ:名古屋グランパス→愛媛FC
今季リーグ成績:14試合2ゴール4アシスト
甲田英將は低迷する愛媛FCを救うことができるだろうか。ブレイクが期待される21歳のドリブラーには、ようやく「結果」がついてきている。
現在21歳の甲田は名古屋グランパスの下部組織出身。2022年に同クラブでプロ選手の仲間入りを果たすと、2023年は東京ヴェルディ、2024年は水戸ホーリーホックへの期限付き移籍を経験した。
その魅力は、圧倒的なドリブル能力にある。甲田は右利きの選手だが、レフティーようなボールの持ち方をすることが特徴で、両足を遜色なく使うことができるためプレーの選択肢が非常に多い。名古屋の将来を担う存在として期待されてきたが、ここ2年の武者修行ではなかなか殻を破ることができず、ブレイク未遂に終わっていた。
しかし、新たな期限付き移籍先、愛媛FCで迎えた今季はブレイクを強く予感させる、素晴らしい活躍を見せている。
甲田は第1節のカターレ富山戦でさっそく先発の座を獲得すると、第3節の水戸ホーリーホック戦で移籍後初アシストを記録。続く第4節のFC今治戦では1ゴール1アシストの活躍を披露した。ここまでリーグ戦14試合に出場して2ゴール4アシストと計6得点に関与しており、これはチーム最多の数字である。
ただ、残念なことに甲田の活躍も空しく、現在のチーム状況はあまりに厳しい。
愛媛は第14節終了時点でリーグ最下位(20位)に沈んでおり、これまでにリーグ戦で勝利した試合はわずか1試合という状況。さらにギアを上げなければ、甲田が救世主になることは難しいだろう。
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