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川崎フロンターレ 最新ニュース

　明治安田J1リーグ第16節が11日に各地で行われ、川崎フロンターレは国立競技場で首位を走る鹿島アントラーズと対戦し、2-1で敗れた。脇坂泰斗の欠場に寄り回ってきたチャンスで、大関友翔はチームを勝利に導くことができず。確固たる地位を築いていくためには、まだ超えるべきハードルがある。（取材・文：江藤高志）

逆転負けの川崎フロンターレ「それが敗因かなと」

【写真：Getty Images】

　AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）決勝で敗れた川崎フロンターレだからこそ、帰国後初戦となる鹿島アントラーズ戦は大事な試合だった。勝ちたい理由はいくつもあったが、そんな大一番で先発起用されたのが大関友翔だった。

　トップ下で出場した大関は長谷部茂利監督の期待通りの働きをして見せる。開始3分にはエリソンのシュートを演出すると、佐々木旭のゴールで7分にCKで先制したチームに勢いをもたらした。

　0-1とリードした16分には良いプレスで高い位置でボールを奪うと、ゴール正面で決定的なシュートを放つが枠に飛ばせず。大関はこの決定機会逸を悔いていた。

「チャンスがあったので。決定機のところで自分が決めなかったので、それが敗因かなと思います」

　仮に大関がこのシュートを決めていれば、川崎は前半16分の時点で点差を2点に広げることができていた。当然、勝利は大きく近づいていたはず。だからこそ大関は「前半決定機が何回かありましたけど、一番の決定機だったと思うので。外してしまったので。すごく悔しいです」とその悔しさを説明していた。

　当然サウジアラビア帰りの大関にとって、コンディション的には簡単な試合ではなかったはずだが、それは言い訳にはしなかった。