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Jリーグ 2か月前

「誰一人、満足はしていない」10戦無敗、好調柏レイソルの“強さの正体”。リカルド・ロドリゲス監督が掲げる理想【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグの第16節、柏レイソル対ファジアーノ岡山は柏が2-0で勝利した。リーグ戦15試合でわずか1敗、しかし引き分けが6つと勝ちきれない試合も多い柏。自分たちのスタイルに自信を深めながらも、リカルド・ロドリゲス監督が掲げる理想に近づくためにはまだ歩みを進める必要がある。(取材・文:加藤健一)

今の柏レイソルを象徴する「焦れない強さ」


【写真:Getty Images】

 雨が降る日立台はこの日も、熱気が漂っていた。鹿島アントラーズを追う2位の柏レイソルが、ファジアーノ岡山をホームに迎えた。ホームで勝ち点を落とすわけにはいかない――。そうした空気がピッチ内外に流れる中、柏は0-0で迎えた後半に2点を奪い、完封勝利を収めた。

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 この試合に象徴されるように、今の柏には「焦れない強さ」がある。

 前半から試合を支配し、何度もゴールに迫るも、ネットは揺れない。それでも「どこかで取れる」と信じていたと久保藤次郎は言う。

「このままやり続けていれば、相手も出てこないといけない状況が来る」。その言葉通り、後半も柏は試合の主導権を握り、細谷真大のゴールで均衡を破った。

「心のちょっとした余裕も、守る上では大事」と久保が語ったように、追加点を奪えたことで試合全体のリズムに余裕が生まれた。86分にはジエゴの豪快な左足がネットを突き刺し、試合を締めくくった。

 この試合を「攻守にわたって完成度の高い試合」と表現したのはリカルド・ロドリゲス監督だ。

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