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Jリーグ 3週間前

Jリーグ最強のMFは誰だ!? 能力値ランキング16〜20位。縁の下の力持ちの存在も? 陰でチームを支える中盤戦士たち

シリーズ:Jリーグ能力値ランキング text by 河治良幸 photo by Getty Images

18位:扇原貴宏(おうぎはら・たかひろ)


【写真:Getty Images】

生年月日:1991年10月5日
所属クラブ:ヴィッセル神戸
能力値:77(攻撃力65、テクニック85、スピード70、パワー85、守備力80)
スペシャリティ(特殊能力):中盤の底のバランスワーク

 名前にある通り、扇のように幅広いディフェンスと左足の展開力を駆使して、中盤の底からゲームを組み立て、同時にリスクマネジメントを遂行する。中盤のバランスワークにかけては国内ナンバーワンと言っても過言ではないだろう。

 リーグ連覇を達成したヴィッセル神戸において主役は大迫勇也や武藤嘉紀といったアタッカーだが、扇原貴宏の功労なしに神戸の栄光を語ることはできない。2019年には横浜F・マリノスのリーグ優勝を支えた選手だが、スタイルの全く異なる神戸での適応には時間を要した。しかし、現在は吉田孝行監督が求める高強度のタスクをしっかりとこなしながら、前目のポジションの選手たちに付ける縦パスなどでスペシャリティを発揮している。

 扇原の存在価値を高めているもう1つの要素が、いついかなる時でも落ち着いていることだ。酒井高徳のように表立って仲間を鼓舞するタイプではないが、苦しい時ほど冷静に必要なプレーを選択できる扇原こそが、神戸の接戦の強さを陰から支える欠かせない存在と言える。

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