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Jリーグ 3週間前

「悔しい思いも…」浦和レッズ、髙橋利樹は“待ち望んだ日”に何を思った。「優勝争いをするためには…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「チームとして狙っていた形」で得点ができた

「シュートまでもっていけたかは分かりませんが、奪い方も良かったので、何とかドリブルでゴール前に運んでいきたかったです」

 35分にはペナルティーエリア内で途中出場の山田新にシュートを許すが、これを西川がブロックすると、こぼれ球を河原創に拾われシュートを打たれるも、ダニーロ・ボザがシュートコースに入り体を張って止めた。

 両チームとも攻守の切り替えも速く、局面局面で見ごたえのある展開となる中で、42分に浦和がスコアを動かした。左サイドバックの長沼洋一が縦へのロングパスを送ると、髙橋が機動力を生かし左に流れ、ゴールエリア脇でボールを受けると安居海渡に渡す。そこに中島が絡み、右足でクロスを送ると、そのままボールはゴールに吸い込まれ先制点となった。

「監督にはポケットを取る動きについて言われていましたし、あのゴールはチームとして狙っていた形なので、流れて味方に落として、狙い通りで良い得点だったと思います」(髙橋)。

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