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「誰も逃げなかった」小池龍太の言葉に裏付けされた鹿島アントラーズの強さ。偶然ではない、一人ひとりの意識がチームを変えた

text by 加藤健一 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

小池龍太が実感するチーム全体の高い意識

 鹿島アントラーズは21日、今週25日の横浜F・マリノス戦に向けてトレーニングを行った。今季から指揮を執る鬼木達監督は、鹿島に勝利への執着心を植え付け、現在リーグ戦7連勝中と絶好調を維持している。小池龍太は、かつて自身が所属した古巣マリノスとの一戦を前に、これまでの戦いを振り返った。

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 小池の言葉には、今のチームの好調ぶりを裏付ける深い納得感がある。

「これまで消化してきた試合の中で色んな状況がありましたけど。少しずつ微調整していってる中で取り組んでいるからこそ、最後勝ち切る力とか、苦しい試合でも結果を出すっていうところは最低限出せている。それは一つ大きな成果かなと今の所思っている」

 勝利を重ねているのは偶然ではない。鬼木監督、そして選手一人ひとりの意識が、今の順位を支えている。

「全員の姿勢とか、鬼さんが引っ張るところ含めてみんなが同じ方向を向いているからこそ、今の順位だったり、勝ててる試合が多い。そういった姿勢のところが自分達に結果をもたらしているのかなと思う」
 
 ただし、順風満帆だったわけではない。4月上旬にはリーグ戦3連敗と不振に陥り、京都サンガF.C.戦では2-0から逆転され、リーグ戦でのホーム無敗記録が27試合でストップするという苦しみを味わっている。ただ、そこで折れないのが今季の強さを象徴している。

「誰もそこから逃げなかったし、自分たちが負けたからとか、勝ったからとかで左右されるようなチームじゃない。もちろん勝つことは大事だけど、勝ち方を求めていたり、でも負けることが一番良くないっていうのは認識しながら細かく修正して自分達の信頼を、絆を強くしていってる」

 鬼木監督は勝った試合でも反省点を探して改善を求める。大事なことは自分たちが何を目指しているか。監督自身が勝利に飢えているが、それと同時にその内容にもこだわる。

 次なる対戦相手はマリノス。小池が約5年間過ごした古巣だが、「まずは目の前に迫って来る90分に集中したい」と鹿島のために全力を捧げる。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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